専門用語

バリフォーカルとは?

こんにちは!

アルタクラッセ新入社員の藤林です!

前回のP2Pはいかがでしたでしょうか?

専門用語がいっぱいで頭が混乱しそうですが、これも自分の勉強のため、いや!すべてはお客様のために書いていきます!

今回は、バリフォーカルレンズについて解説していこうと思います!

それでは宜しくお願い致します!

バリフォーカルとは?

バリフォーカルレンズとは、焦点距離を調節できるレンズのことです。

仕様書やスペックの焦点距離の表記が「f = 2.8~12 mm」など変更できるようになっているものが該当します。

焦点距離を調整することでズームして撮影するなど画角の変更ができます。

という事は、バリフォーカルレンズの反対は単焦点レンズという事になりますね!

単焦点レンズはその名の通りズームやカメラの向きを操作できず1か所のみ撮影するレンズです。

バリフォーカルレンズのカメラを採用することで、広い範囲を撮影したい場合にも、

特定の被写体を拡大して撮影したい場合にも1台のカメラで対応できます。

バリフォーカルレンズには、次の2種類があります。

  • 手動式:レンズを直接手で触り、焦点距離を手動で調節するレンズです。比較的安価です。ピントも手動での調整が必要な機種が多いです。
  • 電動式:焦点距離をパソコンの操作画面などから電動で調節するレンズです。手動式よりも高価ですが、調整が簡単です。ピントもリモート                 フォーカスなど電動で調整できる機種が多いです。

特に監視カメラとしてネットワークカメラを設置する場合、高所に設置後、焦点距離やピントの調整を行うため、

パソコンの操作画面から調整ができる電動式のものを選ぶのを推奨します。

手動調整の場合、高所で調整する人と、映像を確認する人の2人が必要となり、

また、設置した全てのカメラでこの作業を行う必要があり、人員や時間が必要となります。

バリフォーカルレンズカメラおすすめシーン

1.店舗

レジ周りの防犯や事後確認にバリフォーカルレンズカメラは最適です。

レジ近くに監視カメラがあると威圧感を与える恐れがあります。

バリフォーカルレンズカメラを使用すると、天井に取り付けたカメラからでもズーム機能を使って、手元をはっきりと撮影することができます。

レジ操作を詳細に撮影できるため、トラブル対応や従業金によるレジ金の誤り・不正も確認可能です。

2.工場

工場のライン監視にもバリフォーカルレンズカメラは最適です。

機械近くにカメラを設置した場合、油や薬品がカメラに付着し、映像が見えにくくなる、故障に繋がる可能性があります。

バリフォーカルレンズカメラを使用すると、遠くに付けたカメラからでもズーム機能を使って、工場のラインを監視することができます。

工場にカメラを設置することで、万が一製品に不良があった際の原因追求に役立ちます。

3.交通

道路などで交通状況を撮影する際もバリフォーカルレンズは最適です。

屋外ではどうしてもカメラを設置できる場所は限られてしまいます。

その場合もバリフォーカルレンズカメラを採用することで、見たい場所にフォーカスして映像を撮影できます。

電動式のバリフォーカルレンズカメラを採用すれば屋外での調整も楽に行うことができます。

4.AI(顔認証、車両ナンバー認識など)

AI画像認識を行う場合にもバリフォーカルレンズカメラは最適です。

昨今、顔認証や物体検出、車両ナンバー認識など様々なAI画像認識があります。

AIにて画像認識を行う場合は、被写体がしっかりと鮮明に撮影できている必要があります。

AIによっては何ピクセル以上など指定があることも多いです。

固定焦点のレンズだと、被写体のピントが合わない・ピクセルが足りないということがありますが、

バリフォーカルレンズを採用すると被写体へのピント調整・ズームが可能です。

そのためAI画像認識を行う場合は、バリフォーカルレンズを推奨いたします。

いかがでしたでしょうか?

次回もお楽しみに!

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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