こんにちは!
アルタクラッセ新入社員の藤林です!
本日から防犯カメラ関連の専門用語を掘り下げていこうと思います!
今回は、ダイナミックレンジについて解説していこうと思います!
それでは宜しくお願い致します!
WDR(ワイドダイナミックレンジ)とは?
WDRとは、Wide Dynamic Rangeの略で、ダイナミックレンジが広いことをいいます。
明るい窓の前に人がいるような極端な明暗差が同時に存在する場面や、逆光になっている場面を通常のカメラで撮影すると、
暗いエリアにある被写体が黒つぶれしたり、逆に明るいエリアが白飛びしたりする場合があります。
このような場合にWDRは明るい場所と暗い場所両方にある被写体を鮮明に映し出すことを可能にします。
暗い画像と明るい画像を処理して「暗部を明るく、明部を暗く」することで、適当な明るさの画像を作り出す機能のことです。
WDRの特徴
多様な光環境に適切に対応するため、明暗の差が激しいシーンでも視認性の高い画像を撮影できます。
暗いところは明るく、明るすぎるところは光を抑えることが可能です。
WDRの仕組み
WDRは、明るいエリアを基準とした露出レベルの画像と、暗いエリアを基準とした露出レベルの画像を合成することで、
画面全体が視認性に優れた画像を生成します。
WDRが必要なシチュエーション
1.屋外の撮影
屋外での撮影は直射日光が当たり、人の顔などに強い影ができてしまう場合があります。
このような場合にWDR機能を利用することで、見えづらかった顔も自然な画像で確認できるようになります。
2.屋内が暗い車庫や駐車場
屋内が暗い車庫や倉庫では、監視カメラが設置されていても日光の動きによって明るすぎる場所や暗すぎてしまう場所が多々あります。
このようなシチュエーションでWDR機能を利用すると、逆光や反射に関わらず全体を確認できるようになります。
違いは歴然ですね!
WDR無しのほうは、ドアの外は日光で白飛びしているところがあり、屋内の人の顔は暗すぎて視認ができません。
現行の防犯カメラではWDRはほとんど標準搭載されていますが、機種によっては設定がオンになっていない場合もありますので、
逆光によって黒つぶれ、明るいエリアが白飛びしたりする場合は利用してください。
いかがでしたでしょうか?
私もまだまだ勉強中で至らないところもありますが、お付き合い頂けたら幸いです。
次回もお楽しみに!
最後まで読んで頂いてありがとうございました。